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釜鐶「雷鐶」14代・宮崎寒雉 d10.9cm Pair of Iron Kama Kan Rings for Iron Tea Kettle, Named Ikazuchi-Kan, by Miyazaki Kanchi XIV 平成25年(2013) | HANAFUDA
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「雷鐶(いかずちかん)」と題された釜鐶。
金沢の釜師、宮崎寒雉(みやざき・かんち)さん(14代)の作。
歴史ある茶会、宗達会の創立100年の記念して、平成25年(2013)に製作された「爐辺の友」なのです。添えられた栞には「平成25年9月吉日」となっています。
この宗達会茶会が開催される金沢の宝円寺は、加賀前田家初代・前田利家によって建立された曹洞宗の寺院で、前田家の菩提寺です。
大正2年(1913)にこの宝円寺でかの俵屋宗達のものとされる墓が見つかりました。
宗達の後継者である俵屋宗雪が加賀藩の御用を務めたため、金沢の文化には宗達の流れを汲む作品が数多く残されているといいます。
宗達を讃えようという機運が高まり生まれたのが宗達会なのだそうです。
宗達の代表作のひとつが「風神雷神図」
尾形光琳も、酒井抱一も、また他の琳派の絵師たちや、今日にいたるまで数々の画家たちが手がけてきた風神雷神図の元祖は、俵屋宗達の作品です。
「雷鐶」製作の由来は、きっと宗達の風神雷神図にちなんだ作品なのでしょう。
それぞれの鐶の2か所に金箔が施され、雷に見立てられているようです。
(日本の金箔生産量のほぼ98%は、金沢が占めています。)
状態:共箱(木箱)入。
径 10.9cm
高さ 0.6cm
重さ 約g
(個体差あり)
鉄
日本・金沢・14代宮崎寒雉(1940- )
平成25年(2013年)
A charming pair of iron kama kan rings for iron tea kettle, made by Miyazaki Kanchi XIV (1940- )
He named it as Ikazuchi-Kan. Gold leaves on both rings seem to be likened to the lightening.
Iron
Miyazaki Kanchi XIV (1940- ), Kanazawa, Japan
Heisei. 2013
Condition : Good. With original wooden box.
d10.9cm
h0.6cm
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