クローバーにイノシシ。
ハイカラなピンクカラーの紙箱は、実は蚊取線香の箱なのです。
記載された英語表記は「Best Mosquito Destroyer」
トレードマークは猪印。
大阪の「安住大薬房」の製品で、文字の向きから見ても戦前のものでしょう。
ピンクの地にグリーンのクローバーが映え、小さな赤いイノシシたちが駆けています。
花札の7月の月札「萩に猪」を意識しているのでしょうね。
因幡出身の実業家・安住伊三郎(1867-1949)は、明治26年(1893)大阪に安住大薬房を創立し、蚊取線香や蚤取粉を販売しました。
昭和期には海外にも工場・出張所を置き、約50か国に販路を広げていたといいます。
「金鳥」で親しまれる「大日本除虫菊株式会社」と同時期から蚊取線香を販売していたという老舗です。
状態:擦れ、イタミ
径 11.3×11.4cm
高さ 4.3cm
重さ 約38g
紙
日本
昭和時代初期 20世紀
A charming paper box with design of clovers and inoshishi wild boars. It is originally for mosquito coil by Azumi & Co. Ltd in Osaka.
Paper
Osaka, Japan
Early Showa. 20th C
Condition : Scuffed. Damaged.
d11.3×11.4cm
h4.3cm
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