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古伊万里染付野花桐文皿 d21.3cm Imari Blue and White Dish, Design of Fluff Flowers and Paulownias 17th C
¥50,000
綿毛のある野花の図。 オミナエシでしょうか? 専門の絵師によるものとも思われる絵付は、17世紀半ばの近代絵画と呼べそうです。 口縁にめぐらされているのは桐。全部で25あります。 綿毛は冠毛(かんもう)とも呼ばれるのです。 頭部に冠毛をもつこの花を・・・同じく冠毛をもつ鳳凰になぞらえました。 「桐に鳳凰」 花札の12月の月札です。 状態:口縁のホツを金繕い。 口径 21.3cm 高さ 3.1cm 重さ 約357g 磁器 日本・有田 江戸時代前期~中期 17世紀 A charming blue and white porcelain plate with design of fluff flowers in the center, surrounded by 25 paulownias around the rim. Porcelain Arita, Japan Early to Middle Edo. 17th C Condition : A kintsugi repaired chip on the rim. d21.3cm h3.1cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.
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布志名焼色絵菊桐文茶筒 h10.7cm Fujina Ware Enameled Tea Caddy, Design of Chrysanthemum and Paulownias 19th-20th C
¥30,000
菊と桐。 白と緑でそれぞれの紋が配された、陶製の茶筒です。 底面には長方形の大小の印があります。 「若山」「舟木合名會社」 とあり、出雲の布志名焼だと分かります。 菊と桐の組み合わせは日本では古来から用いられている伝統的な文様で、高貴な身分の人々にのみ許されたのです。 豊臣秀吉ゆかりの高台寺に伝わる蒔絵の文様から高台寺蒔絵として知られる作品群も、菊と桐の意匠が特徴となっていて、この頃には武士にも用いられていたことが分かりますね。 秀吉はこの菊と桐の文様の仕様を制限したと聞いています。 菊桐模様のこの茶筒も、もしかすると庶民用ではなく、上流階級に用いられてきたのかもしれないと想像しているところです。 江戸時代中期に始まった布志名焼は、明治に入ると若山陶器会社(明治10~17年)をはじめ、多くの会社が設立されました。 舟木合名会社は大正4年に丸三陶器会社に改められたとのことですので、本品はそれ以前の製品となります。資料的にも興味深い品でしょう。 状態:蓋と身に小ホツ。 胴径 7.5cm 高さ 10.7cm 重さ 約378g 陶器 日本・布志名・舟木合名会社 明治時代〜大正時代初期 19~20世紀 A charming glazed stoneware tea caddy with design of a white chrysanthemum and green paulownias in overglaze enamel. Ceramics Fujina, Japan Meiji to Early Taisho. 19th-20th C Condition : Minor chips. d7.5cm h10.7cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.
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古伊万里染付桐鳳凰文猪口 d7.5cm Imari Blue and White Cup, Design of Paulownias and Phoenixes 19th C
¥7,000
染付の猪口には、はばたく鳳凰と、桐の花が。 そして器面は唐草模様で覆い尽くされています。 古代中国の言い伝えでは、聖天子(徳のある優れた君主)が即位するときに、瑞鳥である鳳凰が現れるとされてきました。 鳳凰は桐の木に宿るとされ、桐と鳳凰はしばしば組み合わされて文様に表されてきたのです。 状態:完品。胴に小さな釉切れ(ピンホール)1か所。 口径 7.5cm 高さ 6.3cm 容量 約175ml 重さ 約109g 磁器 日本・有田 江戸時代後期 19世紀 A charming blue and white cup with design of paulownias and phoenixes. Porcelain Arita, Japan Late Edo. 19th C Condition : Good d7.5cm h6.3cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.
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古伊万里色絵桐鳳凰麒麟文鉢 d14.1cm Imari Polychrome Bowl, Design of Paulilin
¥7,000
はなやかな錦手の古伊万里のうつわです。 内側が染付で白い余白があるのに対し、外側は赤や金彩を用いた文様で器面を埋め尽くし、その対比も見どころとなっています。 外側には赤い地に金彩で縁取られた窓絵を設けて鳳凰や桐を描いています。 瑞鳥である鳳凰は桐の木に宿ると信じられ、鳳凰と桐はしばしば共に表されるのです。 内面の見込には雲に囲まれた、霊獣、麒麟が描かれています。 底面には角福銘。 高台の周りには、かわいい花つなぎの文様がめぐらされています。 状態:長いニュウ。高台に釉切れ。 口径 14.1cm 高さ 7.6cm 容量 約620ml 重さ 約338g 磁器 日本・有田 江戸時代中期 18世紀 A charming polychrome porcelain bowl, with design of phoenixes and paulownias outside. A qilin amidst clouds is painted inside in umderglaze blue. Porcelain Arita, Japan Late Edo. 19th C Condition : A crack. d14.1cm h7.6cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.
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白磁桐形香合 d8.8cm White Porcelain Paulownia Shaped Incense Container 20th C
¥5,000
白磁の香合。桐がかたどられています。 国宝に指定されている瑞龍寺の法堂(はっとう)の欄間に表された桐の意匠で、その桐紋のひとつを実物大で焼いたとのことです。 欄間は瑞龍寺の伽藍を手掛けた名匠・山上善右衛門嘉広によるものと伝わり、江戸時代前期、17世紀半ば頃の作品のようです。 底面には「高岡山瑞龍寺」とありますし、共箱と思われる桐箱の中に栞が伴っていることから、富山県高岡市にある、加賀藩二代藩主・前田利長公の菩提寺、瑞龍寺から配られた品でしょう。おそらくは数十年前のもので、昭和の後半もしくは平成にさしかかっているかもしれません。 テーブル上に彩りを添えるうつわとして。 また、アクセサリーなど小物入れとしても重宝します。 状態:完品です。使用感もありません。 径 8.8×7.7cm 高さ 2.7cm 重さ 約168g(箱含め約222g) 磁器 日本・九谷か 昭和~平成時代 20世紀 Porcelain Kutani supposedly, Japan Showa to Heisei. 20th C Condition : Good. With original wooden box. d8.8×7.7cm h2.7cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.
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九谷色絵菊桐文盃 d8.2cm Kutani Enameled Cup, Design of Chrysanthemum and Paulownia 20th C
¥12,000
菊と桐の盃。 上質な金銀彩で彩られています。 高台内には赤い「九谷美山」の文字があり、美山窯の製品だと分かります。 美山窯は、明治時代後期に九谷焼の絵付窯として開窯しました。 「★明治四十一年特別大演習参加記念」とあり、明治41年(1908)の品だと分かります。 紀年銘のある作品で、基準作ともなり、資料的にも価値のある品です。 状態:完品です。 口径 8.2cm 高さ 3.3cm 容量 約70ml 重さ 約47g 磁器 日本・九谷・美山窯 明治41年(1908) A charming enameled porcelain cup with design of chrysanthemum and paulownia in gold and silver. Ceramics Bizan Kiln, Kutani, Japan Meiji. 1908 Condition : Good d3.3cm h3.3cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.
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やじろべえ蒔絵盆(雷文・桐・亀甲)d24.9cm Lacquered Wooden Tray with Makie, Yajirobe Design 19th C
¥4,000
赤と黒が対照的な丸盆。中央には3体のやじろべえが蒔絵で描かれます。 やじろべえの帽子や衣装は一体ずつ描き分けられており、細部まで表現されているのが分かります。 本品のやじろべえの衣装に描かれているのは、雷文・桐・亀甲(?) 口縁部が欠けたものか、赤い漆を用いて補修されています。 色味が若干異なるので補修箇所は分かりやすいのですが、それでも目立ちにくいようにと、補修箇所にも同系色である赤が用いられたものでしょう。 裏面には擦れによって、黒漆の下の木地が露出した箇所が複数見られますが、こちらは塗り直すことなく、そのままとなっています。 状態:1か所塗り直し補修があります。若干の反りと、擦れや当たり傷が見られます。 口径 24.9cm 高さ 2.6cm 重さ 約321g 漆器 日本 江戸時代後期~明治時代 19世紀 A red and black lacquered wooden tray, with makie decoration. In the center are painted three yajirobe, or Japanese balancing toys. Shape of their hat and design of their cloth are different from each other. Lacquer on Wood Japan Late Edo. 19th C Condition : A red lacquer repaired chip on the rim. Warped slightly. Scuffed and chipped. d24.9cm h2.6cm We ship worldwide. Please contact us for overseas shipping. We might offer you better rate.